2008年6月2日月曜日

東大→電通→文春掲載とんとん拍子の才女…大宮エリー : ZAKZAK 引用

東大→電通→文春掲載とんとん拍子の才女…大宮エリー


 会社生活をパロディーにしたNHKのバラエティー番組「サラリーマンNEO
」で放送作家として注目を集め、映画監督、CMディレクターなどマルチな才能
を発揮する大宮エリーさんがエッセー『生きるコント』(文藝春秋、1260円
)で作家デビューをはたした。独創的なアイデアで多くの話題作を発表するが、
本作ではどこか間抜けで不幸な日常を自虐ネタで笑わせる。天然なのか計算か。
才女の素顔をのぞいてみた。

 −−連載のきっかけは

 「そもそもは会社員時代から酒場や職場で話していた失敗談が元。リオのカー
ニバルでブラジルに行ったとき、ビキニで突っ走った話なんかもそうです。話す
たびにいろんな人に面白がられて、会う人ごとに『あの話してくれ』といわれる
。それが何回も続くものだからそれならいっそ本にしたらどうかな、と」

 −−自虐ネタが面白い

 「自宅の玄関にピンクのポルシェが止まっているんですけど、あるヘアメイク
さんから『車が君を選んだ』と譲ってもらったもの。でも、私は肝心の免許がな
い。全然乗らないので、バッテリーが何度も上がって修理代だけでエライ金額に
。一時が万事この調子。人のことを分析したりするのは得意なんですけど、自分
のことはてんでダメ。何でも後先考えずやってみて、血を流して初めてわかるん
です。『あっ、これは私にはできないっ』て」

 −−笑いもありながら、「オカン」とのエピソードはホロッとさせるイイ話。
作風は幅広い

 「目指したのは落語みたいな一話完結の小咄。サラリーマンが飲み屋で話題に
できるような。読者にイメージを限定されたくないから、テーマは意識的に変え
た。脳科学者の茂木健一郎さんも読んでくれていて、『ワンパターンじゃないと
ころがいい』と言っていただいた。最高の誉め言葉です」

 −−やることなすことうまくいく

 「いや…そうでもないですよ。挫折だらけ。本当は薬学部で研究者を目指して
たんですけど、ダメで会社勤めも途中でドロップアウト。ただ、やるなら楽しま
ないと損だと思っているし、基本に『笑わせたい』というサービス精神があるん
です」

 −−初めての連載が『週刊文春』というのも驚き

 「割と"ど真ん中"が好きなので、いきなりオヤジメディアの大メジャーでや
るのも『オモロイ』か、と。基本的にビビリなんで、中途半端なハードルだと飲
まれちゃう。けど、高すぎるハードルだと笑えてくる。やっぱり根が大阪人なも
のだから、『そこまで、やるか。アホやな』といわれたい」

 −−次に何をするかが楽しみ

 「そうですね、次はテレビドラマを作りたい。三国志なみの叙事詩でトレンデ
ィードラマ。想像もつかないでしょ。うふふ」

 ■大宮エリー(おおみや・えりー) 1975年大阪府生まれ。東大薬学部卒
。電通に入社し、CMディレクターとして話題作を手がける。2006年に独立
。映画監督、脚本家などで活躍。放送作家として参加したNHK「サラリーマン
NEO」が注目を浴びる。「生きるコント」は現在も雑誌で連載中。


ZAKZAK 2008/05/31

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