2007年2月28日水曜日

伝説のスーパーウーマン・ZAKZAK引�Q

スーパーウーマン伝説手腕…ノエビア海外法人社長就任
訪問販売月平均売り上げ3倍に

中国・上海市での合弁企業のトップに就任するノエビア国際管理部課長代理の上門あゆ子さん  国内の化粧品業界で初めて、日本人女性が海外現地法人のトップに就任する。ノエビア国際管理部の上門あゆ子課長代理(35)。さぞかしスゴい女性なんだろうなと思っていたら、社内では知らぬ人がいないほどの"伝説の営業ウーマン"だった。
 【辞令】
 「転勤が多かったので上司から『お前、次、転勤』といわれることは驚かないんですが、『上海に社長で行ってくれ』ですから、思わず声が裏返っちゃいました」
 ノエビアは3月上旬にも、中国・上海市で同社の店舗を展開する「上海諾依薇雅(のえびあ)商貿有限公司」を設立する。中国最大の小売りグループなど現地企業2社との合弁企業で、総経理(社長)には上門さんが就任する。
 この人、社内では伝説的人物として知られる。九州の西南学院大を卒業後、1994年4月に同社に入社。岡山の営業拠点からスタートした。
 「新入社員は全員が訪問販売に出るんですが、初めの1週間はまったく売れなくてピーピー泣いてばかりでした」
 どうやったら中に入れてくれて、買ってくれるのか。半べそかきながら考えた。
 「ある日、お客さまも引っ張りだこなくらいの販売員じゃないと中に入れたくないんだろうな、と気づいたんです。それからはインターホン越しに話すとき、いかに私が忙しいかを印象づけたり、チラッと見せるスケジュール帳もびっしり埋めておいたりしました」
 びっしり書き込まれたスケジュール帳。「〇時××様」という内容のほとんどは友達の名前を拝借した架空のスケジュールだった。
 それが奏功してか、スケジュール帳はほどなくして本物の顧客で埋まっていく。訪問販売開始から1カ月後、新人1人当たりの平均顧客数20人のところを2倍、月平均の売り上げ50万円を3倍と新人離れした実績でその名を知らしめた。
 その後結婚して千葉、単身赴任で静岡、そして東京に。「ある勤務地ではほとんど活動していなかった販売代理店を復活させ、販社に成長させる功績もあった」(同社)という。行く先々での勲章を経営陣は見逃さなかった。
 【目指せ10億円】
 上海の百貨店で販売するノエビアの一般的なセット(5品)は6240元(9万3600円)。上海のサラリーマンの平均月収3万−4万円と比べると、3−4倍もの超高級化粧品。勝算はあるのだろうか。
 「中国の人口約13億人のうち1%が年収1億円を超えています。当社では2年前から富裕層にモニターを展開し、400人以上のデータを集めました。需要は高く、手応えもすごい」
 タワー型の超高級マンションが完売し、車道にはフェラーリが走る。他人とは違うステータスを求め、より質の高い化粧品を望む…そんな女性が増えつつあるという。
 上門さんは「私の使命はノエビアを最高級ブランドとして広げていくこと。3年後の売上高は10億円。これが目標です」と言い切った。
 学生時代、人民服姿があふれる上海を旅した。バスに乗り、口紅を塗り直したとき、同乗する女性たちが羨望(せんぼう)のまなざしで見つめてきた。「いつかここの女性たちに、キレイになるということを伝えたいなと思いました」
 その夢が今、かなおうとしている。
ZAKZAK 2007/02/27

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