2007年7月30日 掲載
布袋寅泰（ギタリスト）
"見た目"凶暴男 布袋寅泰の素顔
人間、見た目ともいうし、人は見かけによらぬものともいう。今回の布袋寅泰
（４５）の暴行事件では、そのどちらも当てはまるようだ。
布袋が芥川賞作家でロック歌手の町田康氏（４５）を車中でボコボコにして全
治２週間の傷を負わせたとされる事件。町田氏が警察に被害届を出したことで騒
ぎになったのだが、まだコトの真相が分からないうちから「悪・布袋 善・町田
」の構図が出来上がっていた。
バリバリのロックギタリストの、あのこわもての、１９０センチ近い大男の布
袋が、ヤサ男の作家・町田氏の何げない一言にカッとなって、無抵抗の町田氏を
ぶん殴った——という見立てはごく自然に受け取れる。この逆の場面はだれも考
えない。布袋の所属事務所はこの点を大いに不満に思っている。
「マスコミの報道ぶりは"凶暴男・布袋"で流されていますが、事務所はこれが
悔しくてならないんです。報道機関に対して"あまりに一方の認識に寄った内容
で大変遺憾に思っています。誤解が解けるよう努めたい"とコメントしています
が、はらわたが煮えくり返る思いでしょうね。今は詳しいことは言えないが、よ
ほどのことがない限り布袋は相手に手を出すような男ではないと、関係者が言っ
てましたよ」（芸能プロ社員）
そういえば、布袋は"見た目"とは違う面を見せたことがあった。３年前の高
岡早紀とのダブル不倫をめぐる一件だ。深夜のバーで高岡とのディープキスを写
真誌に撮られた布袋は「いやぁー、ちょっと火遊びが過ぎたね。当分は無難に男
友達と飲むことにしたよ」と笑い飛ばした。ロッカーとしての奔放さ、プレーボ
ーイとしての洒脱さをふりまいたが、次の瞬間シュンとしてしまった。
高岡の夫・保阪尚希が会見で「あの男は、はっきり言ってムカつく」「火遊び
？ 軽くあしらわれたもんだな」と発言して以降、布袋は公の場に姿を見せなく
なった。
「あのとき布袋は保阪にわびを入れたようだが、ハネつけられたみたいです。保
阪がよっぽど怖かったのか、３人の警備員に自宅をガードしてもらうほどだった
。精いっぱい無頼を気取った気の小さい男なんだと思う」（芸能記者）
群馬の素封家に生まれ、６歳からクラシックピアノを習ったという布袋。風貌
からイメージされるツッパリとは無縁である。先ごろ、トークイベントに出席し
た布袋は、父親の理想像について「娘が自慢するお父さんになりたい」とメロメ
ロになっている。
これからは"素"で生きた方が無難かも。
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