9年前の話ではあるが、丸川氏への怨念はいまだに続いている
さまざまな逆風に見舞われながら、参院選東京選挙区で当選した自民党の丸川
珠代氏(36)。女性票を奪い合うライバルとみられた民主党の大河原雅代氏(
54)もトップ当選を果たしたが、大河原氏の有力な支援者の1人に、丸川氏の
当選を複雑な思いで見つめる老紳士がいた。
「丸川氏当選」の結果に、今年85歳になる老紳士は「大河原さんを勝たせれ
ば、自民党の1人は落ちると思っていた。保坂三蔵さんが落ちたのは自民党の戦
略ミスだろう」とため息をついた。
丸川氏の出馬を知った5月、老紳士の胸に9年前の苦い記憶が蘇った。
1998年、丸川氏がテレビ朝日の同僚と深い仲になり、略奪婚の秒読み段階
と週刊誌などで報じられた。相手はスポーツ局でゴルフなどを担当する20歳年
上のプロデューサーで、妻とは離婚したが、社内の反発で再婚までは至らなかっ
たとされる。
この妻こそが、老紳士の娘だというのだ。
老紳士によれば、娘を捨てて丸川氏に走った元夫は名家出身。バブル期に東京
・神保町の土地を売り、37億円もの大金を手にして以来、放蕩生活に染まって
いったという。
「95年くらいから(丸川氏と)つきあい始め、家に寄りつかなくなった。孫
は中学生で多感な時期。娘はノイローゼになってやせ細り、98年4月に公正証
書に条件をまとめて離婚した」
だが、略奪愛も長くは続かず、1年ほどで元夫は家庭に戻った。老紳士は「金
が続かず、(丸川氏に)愛想をつかされたんだろう」と話す。娘夫婦は今でも、
戸籍上は離婚したままで暮らしている。
老紳士はかつてエネルギー関連の先端技術をリードし、商社や電機メーカーの
顧問、経産省関連団体の委員などを務めてきた。今回の選挙でも政財界の人脈を
生かし、丸川氏の当選を阻むべく大河原氏の応援に奔走した。「丸川を直接攻め
るのではなく、女性票を全部取る」という戦略だった。
自民党に大逆風が吹き荒れる中、丸川氏は同じ党の現職・保坂氏と票を食い合
う形となり、保坂氏寄りの地元都議・区議から協力を得られなかった。さらに、
住民票の届け出ミスで丸川氏に選挙権がないことが発覚し、後ろ盾の衆院議員か
らも怒りを買った。
開票前の予想では保坂氏は当確で、5枠のうち最後の1枠を丸川氏、大河原氏
らが争うとされたが、結局、老紳士の尽力もあってか大河原氏が100万票以上
を集めてトップ当選。丸川氏も4位で当選したが、保坂氏がよもやの落選となっ
た。
丸川氏への9年越しのリベンジはならなかったが、老紳士は「しょうがない。
でも、子育てとかを語るのは矛盾だらけ」と怒りを込めて語った。
ZAKZAK 2007/08/03
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